和室を洋室へリフォームするときの流れとポイントや気になる費用を解説!

和室を洋室へリフォームするときの流れとポイントや気になる費用を解説!

畳敷きの和室は畳表のメンテナンスなどにも費用がかかるため、最近では和室がない家が多くなりました。空室対策として、賃貸マンションなどに残っている和室を使いやすい洋室にリフォームするのも効果的です。そんなとき、何に気をつけて計画をすればよいのか、費用はどれくらいかかるのか、など気になることがいくつかあります。今回はリフォームの流れとポイント、費用について調べてみましょう。

リフォームの流れ

和室を洋室へリフォームするとき、どのように進めていけばよいのでしょうか。リフォームの時期は引っ越しシーズンでもある春、秋に新しく入居者が契約してくれることを期待するならそれまでに完成しておく必要があります。フルリフォームの場合、工事期間が1ヵ月を要することもあるようです。つまり計画から完成までを考えると3ヵ月前には行動を開始しておくことが望ましいといえるでしょう。そのうえで、リフォームの流れを見ていきましょう。

リフォームの仕上がりイメージを決めよう

どれくらいのリフォームを考えているのか、範囲、イメージを分けて整理しておきましょう。

  • 範囲:和室を洋室へリフォームする場合、まずどのように変えるかを決める必要があります。例えば縁のない畳が使われている和室ならふすまなどの建具を洋風のものに変えるだけで、洋室のイメージを作ることができます。また畳を活かしてアジアンテイストの洋室に変更することもできます。また押し入れをクローゼットにするだけでも洋室的に使用できる一室に変更することができます。

本格的にリフォームするなら畳をフローリングに変え、建具や押し入れなども洋室用のデザインのものへと変えるところまで行います。予算とも関係することなので、まずはリフォームの範囲を決めましょう。

  • イメージ:洋室といってもさまざまなイメージがあります。例えば、一部に畳を残したレトロモダンな洋室にするのか、カジュアルなフローリングの洋室にするのか、上記でも紹介したように和室の一部を活用してアジアンテイストの洋室に仕上げるのか、仕上がりのイメージを決めておきましょう。

工務店を選ぼう

和室をどの範囲までリフォームして洋室へと変えるのかを決めたら、工務店を選びます。選ぶときのポイントはこちらの希望をしっかりと聞いてくれ、そのうえで適切なアドバイスをしてくれることです。範囲とイメージが決まっているので、それを基本に打ち合わせをして、見積もりを出してもらいましょう。

工務店が手がけた事例を見せてもらうことも大切です。仕事の良し悪し、得意不得意がありますから、どのような仕事を手がけている工務店なのかを把握しておくことで、自分が求めるリフォームが依頼できるかどうかを判断する材料にもなります。

工務店と契約をする

工務店を決めたら契約を結びます。その際、工事期間、工事価格(建具などの見積もりを含め)を細かく出してもらうようにしましょう。また、費用の支払いタイミングなども明記しておくことが重要です。自己資金で行う場合も、リフォームローンを活用する場合も資金の流れをきちんと決めておく必要があります。

工事スタート

工務店と契約が整ったら、いよいよ工事スタートです。工事が始まったら基本的にはお任せになりますが、実際に工事をはじめてみないと分からない部分もあります。なるべく現場にも足を運び、状態を把握しておくと打ち合わせもスムーズです。

リフォームするポイント

賃貸マンションでの和室を洋室へリフォームするときのポイントは下階への配慮としての防音性の確保です。

特に畳をフローリングに変える場合は、畳より遮音性が劣るので十分に防音対策を施す必要があります。さらに床面の強度を高めるための補強も必要になります。そのほか、フローリングにする場合、他の部屋との床面の高さを揃える必要があります。特にドアなどの間仕切りをなくして、一体感のあるフローリングの洋室にリフォームする場合は、床面や床素材の雰囲気なども合わせておくようにしましょう。

また、和室の場合は引き戸であった建具(ふすまや障子など)を洋室に変えたときドアの形状によっては室内が使いにくくなることがあります。そのためドアをスライド式にするなど、リフォーム後の使いやすさを考えておく必要があります。

こうしたリフォームポイントは工務店が考えて、基本的には使いやすいように工事をしてくれますが、依頼者がきちんと知識を持っているのとまったくのお任せにするのとでは工務店との信頼関係も変わってきます。短い工事期間ではあっても、信頼関係を築き、満足度の高いリフォームを目指しましょう。

リフォームの費用目安

もっとも気になる費用をリフォームの範囲別に考えてみましょう。ただし、素材などによって価格は変動しますから、必ず工務店から見積もりをとり、予算内で納まるように工夫してもらうことが大切です。

畳をフローリングに変える

8畳までの和室を同じ広さのフローリングに変更する場合は、およそ30万円が目安です。畳を取り除き、フローリングを貼るだけではなく、下地木工事や防音対策工事などを施す必要があるので、状態によっても価格は変わります。

フローリング材も種類が多いので、素材選びでも価格が変わります。例えば、天然木を使用した商品や汚れなどに強い素材を使用した商品、傷が付きにくい素材の商品、フロアタイル式のものなどもあります。

フローリング素材によって、イメージを変えることも可能です。例えば、杉素材などを利用すると古民家風のレトロモダンな洋風にも仕上げられます。最初からアンティーク風な傷や使い込んだ雰囲気をつけた素材で味わいのある洋室にもできます。

商品によっても価格が変わるので、目的を明確にして、予算を考えましょう。

壁と天井を洋風に変える

畳はそのままにしておき、壁と天井を洋風に変更する場合、8畳程度の部屋ではおよそ20万円が相場です。この価格も現状の壁の様子によっても異なります。壁紙を貼り替えるのみの工事なら費用はおさえられますが、元の壁をはがし、整えた後に貼り替える必要がある場合は、それだけ工事費用などが加算されます。また、壁と天井の継ぎ目に天井廻り縁(まわりぶち)を入れて仕上げたると見た目も良くなり、掃除もしやすくなりますが、価格はその分、加算されることになります。

ふすまなどの建具を洋風建具に変える

もっとも簡単な工事法を選択したとして、建具と敷居を変更するのみで対応した場合は、1箇所のリフォームでおよそ10万円が目安です。ただし、この場合も建具のグレードやどこまで工事をするかによって価格は変わります。

和室全体を洋室にリフォーム

では、8畳程度の和室を畳、壁クロス、天井材などを含め、すべてリフォームした場合の費用はどれくらいでしょうか。目安になるのが80万円程度です。

窓の建具やカーテンレールの設置など、細かなリフォームも含め、全体のバランスを考えながらリフォームできるので、満足度ももっとも高いリフォームになります。

この工事においても、それぞれの素材のグレードや状態によって価格は大きく変わります。

工事を依頼する工務店に現状を確認してもらい、着工前に見積もりを出してもらいましょう。イメージを優先させると工事費用はどんどん高くなるのが一般的な傾向です。予算をしっかりと決めておき、実現できる工夫(素材のグレードなど)を相談しながら考えましょう。

まとめ

賃貸マンションの空室対策としてもリフォームは効果的な手段です。なかでも使う人が少なくなった和室を人気のある洋室へとリフォームすることで、使い勝手をアップさせると同時に、全体のイメージを変えることができます。

リフォームを成功させるにはまず、どのようにリフォームをしたいのかと予算を決め、実行してもらえる、相性のあう工務店を選ぶことです。

リフォームは部屋が新しくなるだけでなく、全体の雰囲気も変えることになるので、一室のみにこだわらず、全体を見ながらイメージを決め、魅力アップを狙いましょう。


参考:

無垢フローリングドットコム|建築業者向け無垢フローリング専門店

和室を洋室にリフォームする場合のポイント・費用相場は?|リショップナビ

和室から洋室にリフォームする際の流れと費用|ROOFstyle

和室から洋室へリフォームする際の注意点とは?|大工さんのリフォーム

 

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